川崎平右衛門「武蔵野のうたが聞こえる」
上演サポーターへのおさそい
 私たち「シニアSOHO小金井」と「NPO現代座」は江戸時代中期に、この多摩地域を開発し多くの新田を創り上げた武蔵野新田世話役川崎平右衛門(実質的には代官相当)を地域の皆さんにもっと知ってもらおうと思い、これをお芝居にして観てもらう事を考えて活動しています。
 五代将軍徳川綱吉による豪商が贅沢を競ったバブルの元禄時代が終わり、大不況と宝永の大地震(東日本大震災とならぶ大きさだった)それに続く富士山大噴火による大凶作など社会経済の混迷は、今日の日本の状況とも似ているように思います。
 この時、享保の改革を行い危機に立ち向かったのが紀州藩主から八代将軍に就いた吉宗、名奉行とうたわれ新田開発など地方御用も務めた大岡越前、そのもとで活躍し小金井に陣屋をかまえた府中押立村出身の川崎平右衛門と、この土地に住んでいた民百姓だったのです。
 「武蔵野のうたが聞こえる」はこの川崎平右衛門と民百姓たちが多くの困難に立ち向かって不毛とされた武蔵野台地を見事な新田につくりかえた物語をお芝居にしたものです。才覚のある有能なリーダーと民百姓たちが協働して新田村づくりを成功させた、いわば地域おこしの先駆的モデルとして、今日十分参考になる物語だと思います。先ごろ台本ができあがり、現在、座員を中心に稽古が始まり、9月には現代座ホールで上演する運びになりました。
 そこで、このお芝居をできるだけたくさんのみなさんに見ていただき、今後の地域や街づくりを考えるよすがなどとなるよう、上演を成功させるために協力してくださるサポーターのみなさんを募っております。
サポーターのみなさんには
 劇を観にくる
 チラシを友人などにくばる
 チケットを広める、売る
 受付などを手伝う
 役者になってもいいかな
 その他いろいろ
どのようなことでも結構です。上演成功のためにご協力をおねがいします。
 サポーター有志のみなさんは4月23日(水)に1回目の会合を行い 月1から2回のペースで効果的なサポート活動などについての打ち合わせを行っています。そしてサポーターのみなさんはそれぞれのペースで上演成功にむけて知り合いに口コミで知らせたり、チラシを近所にくばるなどさまざまな活動をおこなっています。  
 サポーターに参加されているみなさんは、僧侶、主婦、商店主、郷土研究家、会社員、サラリーマンOBなど様々な 方々です。
 
 お芝居や演劇に興味のある方、地域や歴史、文化的な活動に関心のある方、プロジェクトなどで目的に向かってみんなで協力して達成感を味わいたい方などはサポーター活動に参加されるとまた新たな世界が広がりいろいろな楽しさが味わえると思います。ふるってご参加ください。 なお、活動の詳細や段取りについては下記にご連絡ください。
連絡先 NPO現代座 小金井市緑町5-13-24
          TEL:042-381-5165
        木下 michiko@gendaiza.org
(田宮和雄)